「TENGAは寛容に全てを包み込む母なる大地(テラ・マーテル)であり…ひとたび大地につるぎを立てれば、たちまちそのつるぎは…」
と、ドンキホーテのアダルトグッズコーナーにて、
友達にTENGAの解説していた時の、
自分の服装があまりにもTENGAそのものでした。

(女の子にモテたいので精一杯のキメ顔をしました。)
完全にTENGAMANでした。

(女の子にモテたいので精一杯の決め顔をしたので、2回載せました。)
それからというもの、毎朝壁にかけられているTシャツ(TENGA Shirts)を見ながら、
この人とは先週も会ったからなるべくTENGAかぶりは避けたいな。
今日は繁華街にでるからTENGAキメちゃおうかな。
取引先に行くのはTENGA, Place, Occasionに反しているからやめよう。
などと考え、時には、
今日はTENGAに
する、しない、する?しない?
すーるー。と花びらをちぎって決めたりと、
週に一度はTENGAMANとしての日々を過ごしていました。
そんな、ある日。
すっかりなじみのTENGA-Tシャツを着て電車にのっていた時の事です。
斜め前に位置していたギャルが2人、チラチラとコッチを見ていました。
持ち前の自意識過剰さ故に、こいつらは俺を見ている。と、すぐ気付き、
まずい……これはバレたか?
俺こそが歩くオナホ、TENGAMANであることがバレたのか…?
と、生唾(ローション)を飲みこみながら
そっとイヤホンを無音状態にし、耳をそばだてていました。
そして、
私は聞いてしまったのです…………
「 やばいウォーリーw 」
!?
…ウォ!?
…ウォー?
…リー?
その瞬間のその時まで、
私は私を、TENGAMANであると思い込んでいました。
しかし無情にも気付かされてしまったのです。
私は
本当はTENGAMANではなく、ウォーリーであったことに。
冷静になってみると、紛れも無く私はウォーリーでした。
黒ぶちメガネをかけ、紺デニムを履いていました。
あぁ自分はTENGAMANじゃないんだ……ウォーリーなんだ…
それも、最後の方の、みんなウォーリーの格好してるページのどれかしらの奴なんだ。
と肩を落としました。
TENGAMANでいたあの日々は泡沫の夢だったのです。
だがしかし、その事実に気付かされると同時に、
私はもう一つにして、最大の真実に辿り着いてしまいました。
『ウォーリーもまた、TENGAMANである。』
そう。
彼こそが何を隠そう、
ナニを隠そうTENGAMANだったのです。
ウォーリーは、ずっと、ずっと遥か昔から
TENGAアベンジャーズとして高みにおられたのです。
あと、
楳図かずおもです。
彼も根っからのTENGAアベンジャーズです。